第2回研修会「認知症とくすり」質問カードへの講師回答

 第1ブース「認知症とくすり」

 講師:公益社団法人 大分県薬剤師会 

    大分大学医学部付属病院 

    薬剤部 副薬剤部長 龍田涼佑氏

【 質問 ① 】

 「薬はかわいそう」と言って投薬を拒む職員と薬を飲ませたい職員への対応。

【 講師回答 】

 基本的には医師が処方された薬剤は処方通り患者さんに飲ませる必要が

 あるかと思います。飲み薬がダメなら貼り薬等もありますので、

 医師・薬剤師に相談してください。 

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【 質問 ② 】

 錠剤を飲み込めない方が増えています。

 粉に変更しトロミをつけて服薬していますが、本来の薬としての効能は

 間違っていないか気になります。

【 講師回答 】

 錠剤と同じ商品名で散剤が販売されているものは、

 それにトロミをつけて内服することは問題ないと思います。

 ただし、錠剤を粉砕して粉薬に変更する場合は、

 薬によって良し悪しがありますので、薬剤師に相談してください。

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【 質問 ③ 】

 認知症の方にどれくらいのタイミングで認知症薬を飲んでもらったら効果的ですか。

【 講師回答 】

 認知症と診断されてから、薬による治療を開始するタイミングは、

 医師が患者さん個々の背景を考えながら決めています。

 医師から薬が処方されたタイミングでしっかりと薬を服用していきましょう。

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【 質問 ④ 】

 認知症と薬で対応し続けることも大変ですが、他の対応はありますか。

【 講師回答 】

 薬以外にもさまざまな治療法(リハビリテーションや心理療法)

 があるかと思います。認知症と診断されて、すぐに薬による治療が

 始まるわけではありません。

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【 質問 ⑤ 】

 漢方薬は長期での服薬が好ましいと聞きましたが、

 効果の出る期間をどのくらいで検討すれば良いでしょうか。

【 講師回答 】

 漢方薬は必ずしも長期的に飲むことで効くわけではありません。

 その疾患によって、薬の効き方も異なります。

 例えば、こむら返りに芍薬甘草湯が効果的ですが、

 それは比較的速やかに効果を示します。

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【 質問 ⑥ 】

 欧米では認知症の薬は使用しない流れになっていると聞きましたが

 本当なのでしょうか。

【 講師回答 】

 確かに、欧米では認知症の薬があまり使用されないケースがあります。

 そもそも、認知症を根本的に治療する薬は現在販売されておらず、

 認知症の進行を抑えることにとどまっています。

 欧米でそれらの薬が使用されないことについては、日本と欧米で

 患者さんの人種差等もありますので、日本でも同じように

 考えていいかどうかはわかりません。

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【 質問 ⑦ 】

 眠剤が処方されている場合、本人が眠れていれば服薬の必要はないのですか。

【 講師回答 】

 薬を飲んでいるから、眠れていることも十分考えられます。 

 薬を飲んで、夜は眠れていて、朝方もぼーっとしていたり、

 日中にまで眠気が持ち越しているようであれば、

 薬の量を減らすことも必要かもしれません。

 ただし、急にやめると症状が悪化することもありますので、

 医師・薬剤師に相談してください。

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【 質問 ⑧ 】

 認知症のある方は薬を飲み忘れたりします。昼訪問すると朝の薬を

 飲み忘れていたりします。そんな時どの薬を飲ませたら良いか

 疑問になることがあります。ちょっとした隙に飲みすぎたりする

 ことがあった時などの対応。

【 講師回答 】

  朝飲み忘れた薬でも昼飲んでいいものや、次の日にずらすものなど

  薬によって対応が異なります。薬剤師に相談してみてください。

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